製品の特長
・大手鉄道会社様に採用頂いております。
・ローパスフィルターを内蔵しており、障害波をカットすることができます。またオン・オフ機能があるので、ローパスフィルター機能をカットした測定も可能になります。
・直流・交流・電圧・電流・抵抗(~4MΩ)のマルチな測定が可能です。
・バックライト付きなので、夜間での作業にも適しております。
仕 様
本器は、軌道信号回路の保守、点検に必要な機能を備えた小型、電池動作、デジタル表示の電圧電流計です。
直流計器は、広い帯域の軌道信号が重畳している場合の直流測定でも、安定した計測が出来ます。
交流計器に於いては、DC-RMS変換器の採用により、信号波形の影響を受けない真の実効値変換方式です。
さらに、測定可能範囲が25Hzから120Hzのローパスフィルターを内蔵しています。
抵抗値の測定機能も搭載しており、広範囲での抵抗値測定が可能です。
●変換方式 2重積分形A/D変換
●交流変換方式 真の実効値変換(TrueR.M.S.)
●表示器 33/4桁液晶表示器(文字高5㎜ドット表示)
Max表示4100,単位,記号表示,バックライト照明付
●測定範囲及びレンジ ●電圧AC/DC400mV/4V/40V/400V/1000V自動切換
●電流AC/DC20A自動切換、クランプ電流AC/DC40A自動切換(オプション)
●抵抗400/4000/40kΩ/4MΩ自動切換
●極性判別 自動
●電池電圧 自動チェック 電圧値5V以下でパワーLEDが消灯
●オーバー表示 各機能の最大値をオーバーした時[OVER]を表示
●電源 電池 R6P,LR6,ZR6形 4個直列 390mW 65mA以下 24h以上
●消費電力 120mW以下(20mA 6V)
●ECO機能 電源オートオフ(30分)、LCDバックライトの周囲の明るさでの自動制御
●使用環境範囲 温度:5~45℃,湿度:0~80Rh%(保存温度 -20~55℃)
●耐電圧 AC.1.5kV 1分間(端子とケース間)
●入力インピーダンス 10MΩ
●各レンジ最大値の確度 ●直流電圧・電流計 0.5%以内
●交流電圧計 1.0%以内(20Hz~3kHz), 1.5%以内(3kHz~30kHz)
●交流電流計 1.0%以内(商用周波数にて)、3.0%以内(20Hz~5kHz)
●クランプ電流計 2.0%以内(オプションのクランプ形変流器が必要)
●抵抗計 5.0%以内
●LPF交流電圧・電流計 1.0%以内(25Hz~120Hz)、1kHzで減衰20dB以上
●外形寸法 H 180㎜ × W 100㎜ × D 44㎜
●重量 約500g(電池実装)
●付属品 測定コード一式、予備ヒューズ1個、携帯用ケース、取扱説明書、電池R6P4個(確認用)
●オプション クランプ形変流器 LAD-240 AC/DC40A
特徴
1 電圧電流測定範囲は、0~1000V/0~20Aと広範囲。(オプションのクランプ形変流器で40Aまで可能)
2 ファンクション選択に操作性の良い押しボタンロータリー方式を採用しています。
3 測定レンジは自動で切替わりますので、測定対象が変わるたびにレンジを切り替える煩わしさから解放されます。
また、ファンクションに対応した接続端子がLEDにて表示されますので、接続ミスもなくなります。
4 電源を入れてから、約30分経過しますと、電池の消耗を最小限にするため、電源が自動的に切れます。
5 携帯に便利なキャリングケース付きです。
各部の名称 / セット内容
操作方法
a)・電源スイッチを入れて、FPR-330 FEC Ver 1を表示後、DCVまたは以前に使用した最後のモード
を表示します。液晶表示器の数値が安定するまで少し時間が掛かります。
特に、交流計器の場合はセットリングタイムが10秒ほどかかります。
*パイロットランプが点灯しないときは、電源スイッチをOFFにしてから、電池交換をしてください。
*レンジは電源投入時に、最小レンジに設定されますが、被測定量に応じて自動レンジングでスムーズに測定します。
b)・機能を選択して測定して下さい。
SELECTスイッチを押す毎に、DCV – DCmV – ACV – ACmV – ACVLPF ACmVLPF
– OHM – DCA – ACA – ACALPF -CLDCA -CLACA -CLACALPと変わります。
SELECTスイッチを押したままHOLDスイッチを押すと逆方向に切替わります。
c)・機能に応じて各々別の端子をご使用ください。各モードに応じた端子をLEDが表示します。
*電圧入力の場合はV – COMの端子を使用します。
*400mV以下の場合はmV /Ω- COMを使用します。
*抵抗測定の場合はmV /Ω- COM端子を使用します。
*電流測定の場合はA – COM端子を使用します。
*オプションでクランプ用CTを使用する場合はmV /Ω- COMにCTのリードを接続します。
40Aまで測定できます。